間々田 佳子

プロフィール

間々田 佳子(ままだ よしこ)
ままだよしこメソッド株式会社 代表取締役
著書18冊、累計57万部突破
顔ヨガ講師を経て、表情筋研究家に。
⾃⾝のたるみ・⽼け顔を改善した経験をふまえた顔の筋トレがメディアで話題に。
講座受講者は延べ 3 万⼈を超える。
 2020 年、顔を引き締め、表情や印象をピンポイントで変えていく
顔の最強メソッド「コアフェイストレーニング®(間々⽥式顔筋トレ)」を考案。
現在は、企業のプロモーション、イベント、研修、顔の筋⾁・ 表情・印象に関連するアドバイザー、
執筆、雑誌やTV出演等など幅広い分野で活躍。

「上手に笑えない」

「写真を見ると笑顔が不自然」

上記のような悩みを抱える方は少なくありません。

自分では思いっきり笑っているつもりでも、不自然な笑顔になってしまっているのは表情筋が関係しているかもしれません。

そこで今回は、自然な笑顔のつくり方について解説します。

笑顔が苦手だったり人前で自信をもって笑えなかったりする方は、ぜひ参考にしてください。

そもそも自然な笑顔とは?

そもそも、自然な笑顔とは口角の動きだけでなく、目元や頬の筋肉までもが調和して表れる、心からの喜びを表現した表情です。

この表情をつくる為には、一般的には、内面の明るさや心の状態が基盤となると考えられていますが、実は表情筋の柔軟性も重要な要素となります。

日常的に表情を意識して動かすことで、筋肉の硬直を防ぎ、より豊かな表情表現が可能になります。

不自然な笑顔とは?

上記で自然な笑顔について解説しましたが、反対に不自然な笑顔とはどのようなものでしょうか。

不自然な笑顔には、以下のようなポイントがあります。

  • 笑顔がこわばっていたり引き攣っている
  • 目が笑っていない
  • 左右均等に笑えてない
  • その時のシチュエーションにマッチしていない笑顔になっている
  • 本人は笑っているつもりでも、笑っているように見えない

また、笑顔を作ろうと意識しすぎて

  • 必要以上に無駄に顔に力が入っている
  • 口角を真横に引いている
  • 奥歯を嚙みしめている  

といった顔の癖や、焦る気持ちが、さらに顔を緊張させてしまい、その人が本来持っているはずの笑顔の美しさがうまく表現できずに、惜しいことになっている方もいます。

このように笑顔に対し苦手意識を持っている方は多いですが、顔も体と同じ筋肉です。

スポーツ同様、練習することでより顔もパフォーマンス力が上がり、スムーズに動き、うまく笑えるようになります。

自然な笑顔の基本的なポイント

自然な笑顔をつくるには、まず以下の3つの基本を覚えておきましょう。

  • 上の歯を見せる
  • 口角を上げる
  • 目を細めて目尻を下げる

芸能人の笑顔を思い出してみるとわかりやすいですが、芸能人のほとんどの方はこの3つのポイントをおさえた自然で素敵な笑顔になっています。

この3つの要素を意識的に取り入れることで、自然な親しみを感じさせる表情をつくれるのです。

自然な笑顔をつくるための表情筋

笑顔をつくる表情筋について知っておきましょう。

笑顔をつくるための主な表情筋には、以下の6つがあります。

  • 大頬骨筋(だいきょうこつきん)…頬骨の外側から口角や上唇に付着する筋肉
  • 眼輪筋(がんりんきん)…目の周りを囲む筋肉
  • 皺眉筋(しゅうびきん)…眉間にしわをつくる表情筋
  • 口角下制筋(こうかくかせいきん)…下唇の両側から下顎にかけて扇状に広がる表情筋
  • 頬筋(きょうきん)…両頬の下部分にある筋肉
  • 口角挙筋(こうかくきょきん)…口角を引き上げる筋肉

自然な笑顔は、これらの筋肉によってつくられます。

そして、これらの筋肉の上手な使い方ができないと、不自然な笑顔になってしまいやすいです。

笑顔がひきつる原因

笑顔がひきつる原因は、表情筋の使い方にあります。

表情筋は顔の印象を決める重要な筋肉ですが、正しく機能していないと、不自然な笑顔になってしまうのです。

特に、筋肉がこわばっていたり、動くべき筋肉が適切に動いていなかったりすると、笑顔がひきつる原因になります。

表情筋がこわばっている

表情筋がこわばっていると、笑顔をつくろうとする際にスムーズに動かず、顔全体が緊張した印象になります。

これは、長時間無表情でいることや、ストレスによる筋肉の緊張が原因となる場合が多いです。

例えば、デスクワークやスマートフォンの使用が続くと、顔の筋肉が動かされる機会が減り、こわばりやすくなります。

また、ストレスを感じると無意識に歯を食いしばったり、眉間に力を入れたりするため、筋肉が硬直してしまいます。

こわばった筋肉は柔軟性を失い、笑顔をつくる際に不自然な動きになってしまうのです。

リラックスした状態で表情筋をほぐし、適度に動かす習慣をつけることが、自然な笑顔への第一歩です。

動くべき表情筋が動いていない

笑顔をつくる際には、複数の表情筋が連動して動くことが自然です。

しかし、動くべき筋肉が適切に働いていないと、表情のバランスが崩れ、ぎこちない笑顔になってしまいます。

例えば、口角を引き上げる筋肉がうまく使えていないと、口元だけが引きつったようになり、目元の表情と連動せずに違和感のある笑顔になりがちです。

表情筋のバランスを整え、使えていない筋肉を意識的に動かすことで、より自然な笑顔をつくることができます。

自然な笑顔をつくるポイント

自然な笑顔をつくるためには、以下の3つを意識しましょう。

  • リラックス
  • 頬と口角を上げる
  • 目元の力を緩める

これらが、自然な笑顔の基本となります。

鏡で自分の笑顔を見ながら、それぞれができているか確認してみてください。

まずはリラックス

自然な笑顔をつくるためには、まず顔全体の筋肉をリラックスさせてあげましょう。

緊張状態では表情筋が硬直し、笑顔がぎこちなく不自然になってしまいます。

そのため、顔の筋肉をほぐしてあげます。

例えば、頬や口元、額などを軽くマッサージしたり、様々な表情をつくって筋肉を動かしたりすることが効果的です。

笑顔は口元だけでなく、目や頬、眉など顔全体の筋肉の動きで成り立つため、全体がリラックスしていることが大切です。

頬と口角を上げる

自然な笑顔のポイントは、頬と口角を同時に上げることにあります。

笑顔が不自然になってしまう主な原因は、口角だけを上げようとするからです。

まずは顔全体の緊張を解き、リラックスした状態から頬と口角を一緒に持ち上げましょう。

この動きに慣れていない方は、割り箸をくわえて笑う練習や、指で口角を上に押し上げる感覚を体に覚えさせる方法が効果的です。

これにより大頬骨筋と口角挙筋という表情筋が適切に使われ、顔全体が調和した自然な笑顔が生まれます。

目元の力を緩める

自然な笑顔をつくるためには、目元の力を適切に緩めることも重要です。

口角を上げていても目が笑っていないと、不自然で時に怖い印象を与えてしまいます。

目元の筋肉、特に目尻の力を意識的に抜くことで、優しく温かみのある笑顔が生まれます。

例えば、鏡の前で練習する際は、目尻が自然と下がるようなイメージで笑ってみましょう。

また、コミュニケーションの場では、単に表情だけでなく目線を相手に向け、可能であれば体全体も相手の方向に向けると、より誠実で好印象な笑顔となります。

自然で豊かな笑顔のつくり方

自然で豊かな笑顔のつくり方のコツをお伝えします。

「どうしても笑顔が不自然になる」
「力が入ってしまう」

という方は、以下を参考に笑顔の練習をしてみましょう。

口のポイント

表情豊かで自然な笑顔のために、まずは口元を意識してみましょう。

間々田流の笑顔の5パターンを紹介するので、ぜひ鏡の前で試してみてください。

1.口角だけ軽く上げる
口角だけを上げて、一人でいても怖く見えない程度に柔らかい表情をつくります。

2.口角を思い切り上げる
1よりも口角を上げますが、歯が見えない程度で留めます。

3.上の歯を8本見せて笑う
口の中が見えないように、下の唇が上の歯に触れている感覚で口角をあげます。

4.口を少し開けて笑う
口角をあげたまま顎の力を抜いて口を開くイメージです。力を入れて口を開くと不自然になってしまうので、「力を抜く」を意識してください。

5.口を思い切り開けて笑う
4からさらに顎の力を抜いて、口を解放させるイメージです。ただし、口角を上げることは忘れないようにしてください。口角を上げたまま、顎の力だけを十分に抜きましょう。

注意しておきたいのが、下の歯が見えるような「イー」とするような笑顔のつくりかたです。

この笑顔は、口角が上がりづらくなるだけではなく、顔を横に大きく見せてしまいます。

目力で強弱をつける

笑顔の5パターンを覚えたら、さらに魅力的な笑顔をつくるために目の動きをプラスしてみましょう。

目の力の入れ方を変えるだけで笑顔の印象が大きく変わります。

目のパターンは2つだけです。

  • キリっと大きく目を見開く
  • 優しい雰囲気で目を細める

この2種類の目の動きを、笑顔の5つのパターンと合わせてみてください。

目を大きく見開けば凛々しいイメージに、目をゆるめれば優しいイメージに変わります。

自然で魅力的な笑顔のために表情筋トレーニングがおすすめ

本記事で解説したように、顔全体の筋肉を適切に使うことで、自然で魅力的な笑顔をつくれます。

そのためには、表情筋を鍛えましょう。

しかし、「表情筋ってどううやって鍛えれば良いの?」と思う方もいるかと思います。

そのような場合は、ぜひ私間々田佳子が主宰している「MYメソッドアカデミー」の「顔の学校」で表情筋を鍛えることをご検討ください。

顔の学校では、コアフェイストレーニング®を通じて、一人ひとりに合った表情筋の使い方を見つけ出すことを目指しています。

レッスン方法は以下の3つです。

  • 個別レッスン
  • 対面レッスン
  • オンラインコース

特に月謝制のオンラインコースは、人気のプログラムとなっています。まずは月謝制のコースから始められることをおすすめします。

無料説明会もおこなっていますので、まずは正しい表情筋トレーニングやコアフェイストレーニング®の基本的な考え方について知っていただければと思います。

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